スウィズの本

主にテイルズオブアスタリアについての記事を書いています。キャラについてだったり、攻略法についてだったり。アイコンはヒガッちさん(@higatty)から頂いたものです。

2021.10.22公開 テイルズオブアスタリア「7.5周年記念EX召喚」情報

こんにちは、こんばんは。

スウィズです。

 

さてさて、普段覚醒フェスやEX召喚等、通常とは異なるガチャについての考察は控えていたのですが(ただ単に書く時間がなかっただけ)、今回は書くことにしました。理由は察して頂けると思います。

 

それでは、今回のガチャ情報はこちら。

アスタリア7.5周年記念召喚についてです。


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アスタリアオリジナルキャラであるティルグとカノンノ・E【破滅へと導く者】が登場するガチャです。2人(1人と1匹?)は5周年以来の登場ですね。それでは順次見ていきましょう。

 

《光属性:ティルグ》
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ヒット数期待値(連撃時):13.7ヒット

OL期待値(連撃時):3.7+1.9ターン

 

激戦区の光属性フィニッシャーとしての登場です。

EXスキルは「フレーム一致によりクリティカル率25%アップ」。術技の絆効果が全てクリティカル率50%アップということもあり、フレームが合えば、ティルグの術技は80%(基本5%+EX25%+絆50%)でクリティカルが発動し、高い攻撃力を活かして大ダメージが期待できます。

 

秘奥義および覚醒秘奥義は現時点で絆効果を除いて最高火力の1000%と1500%。この威力に加えて絆効果で攻撃バフが乗るという破壊力です。OLに対しての威力において、秘奥義はこの前のアルフェンには及びませんが、覚醒秘奥義はアルフェンを超えます。

参考値

ティルグ :

19.6%(1000/51)、19.5%(1500/77)

アルフェン:

20.8%(1000/48)、18.1%(1450/80)

 

前回も言いましたが……

まじで2周年闇カノンノに謝って(切実)

 

swizz-ernest.hatenablog.jp

 

 

クリティカルによる術技での大ダメージおよび覚醒&覚醒秘奥義の高威力で、ダメージ面では申し分ない活躍が期待できそうなティルグですが、気になる点もあります。

 

1つはOLの重さです。

特に秘奥義は期待値3.7ターンとOLゲージが貯まるまでに4ターンかかる可能性があり、高ヒットキャラと足並みが揃わず秘奥義ブッパのタイミングがズレる恐れがあります。覚醒秘奥義も同様です。高威力の代償ではあるのでわかりますが、5.6ターンは遅い。

OL補助系のEXスキル(毎ターンOL+3や被ダメでOL+6、石パネル効果+9など)を持ったキャラでこの弱点は補えるので、一緒にパーティ編成するといいでしょう。

例:リンウェル、正装ジュード、フラワーガールソフィ、花見グリューネ、正装フォッグ、ハロウィンラピード、水着ノーマなど

 

また、覚醒秘奥義までに5.6ターンかかりますが、主に重いのは1ゲージ目(3.7ターン)。エリクシールを使って1ゲージ目を貯めてしまえば、1.9ターンと約2ターンで覚醒秘奥義が使えるので、覚えておくといいかもしれません。

 

もう1つは難点というか今後への期待です。

光属性フィニッシャーは騎士ユーリを始め、正装ロイド、イクス、ウェスタコレットなど優秀なキャラ(使いやすいキャラ)が多いため、ティルグの場所がなかなかないという現状です(これらのキャラはEXスキルが強力であることや絆効果に回復があることなどが理由)。そのため、「現状」ではこれらのキャラを持っている人は無理にティルグを狙いにいく必要はないと思います。ただ、「現状」であって将来的には化ける可能性があります。

それは、アライズガチャのロウのように「CRTダメージ増加」のバフを持ったキャラが出た場合です。この場合、クリティカルダメージが増加するため、全術技の絆効果およびEXスキルでクリティカルが発生しやすい状態になっているティルグは、秘奥義でなくても大ダメージを叩き出すことができます。そのため、ロウのようなキャラとセットで使うことで、これまで優秀だったフィニッシャーに乗り替わる可能性があります。現在の光属性フィニッシャーでクリティカル率アップの術技で発動率が高いのはイクスの術技1くらい(発動率60%)なので、ロウのようなキャラを活かすためにもティルグは必須でしょう。

ただ、現状ではそのような光属性キャラはいないため、今のところは使いにくいのかなと思います。今後の光属性キャラに注目です。

 

 

 

さて、次のキャラですが、ここは依怙贔屓なしで書きます。

思うことはありますが、それはどこか機会があれば。

 

 

 

《闇属性:カノンノ・E【破滅へと導く者】》
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ヒット数期待値(連撃時):10.0ヒット

OL期待値(連撃時):2.0+3.0ターン

 

これまで2回の登場でフィニッシャーで登場してきたカノンノ・E【破滅へと導く者】(以下闇カノンノ)ですが、今回は高ヒットとして登場です。

 

注目ポイントは、術技がなんと全枠攻撃バフということ。最低でも30%の攻撃バフを毎ターンかけます。術技2に関しては絆効果で自身のHP70%回復があり、ステータスが防御&体力タイプということもあり壁役として活躍できます。

 

秘奥義は高速OLで、高速OLの中ではヒット数が高く、単純にOLに対してのヒット数は高い値となります。

参考値

カノンノ    :3.0ヒット(60/20)

ハロウィンエレノア:2.0ヒット(40/20)

オリエンタルティア:2.4ヒット(47/20)

 

また、EXスキルは被ダメによりOL+6のOL補助系です。5タゲを多用する敵やOLが重いキャラ(闇スレイ、花見ガイアス、水着ミュゼなどの覚醒秘奥義のOL期待値5.0ターン以上のキャラ)を使用する際には重宝します。

 

さて、ここからは闇カノンノについての気になる点です。

 

1つ目はOLの重さ。

カノンノは全術技攻撃バフであるため、連撃が発動しないとなかなかOLを貯められません。また、攻撃術技がないため、OLの貯まりは1ターンで6~14とかなりブレ幅があり、下手をすると「高速OL」と付いているのに秘奥義を打つのに4ターンかかるなんてことも(ちなみに約45/81で2ターン以内に秘奥義が打てる)。他のキャラは連撃+術技によりフレームが合えばほぼ2ターン以内に秘奥義を打てるため、まぎれもなく高速OLなのですが、闇カノンノ場合は高速OLと考えるのはちょっと違うかもしれません。

先程、「単純にOLに対してのヒット数は高い値」と書きましたが、実際の戦闘で大事なのは貯まるターン数なので、ターン数を基準に能力を見てみると、カノンノの秘奥義ヒット数は参考で出した3人の中では最低値になり、実は高速OLとしてそこまで高性能な秘奥義ではないと分かります。

 

参考値(分子はヒット数、分母はOL期待値)

カノンノ    :30ヒット(60/2.0)

ハロウィンエレノア:31ヒット(40/1.3)

オリエンタルティア:36ヒット(47/1.3)

 

なお、覚醒秘奥義も同じです。

参考値(分子はヒット数、分母はOL期待値)

カノンノ    :26ヒット(130/5.0)

ハロウィンエレノア:28ヒット(110/3.9)

オリエンタルティア:31ヒット(140/4.5)

恐らく、全術技攻撃バフが強力であるため、バランス調整のためにこうなっているのでしょう。

 

そのため、カノンノのOL回収は自身のEXスキルで補うことが大前提になります。必然的に、活躍するためには耐久力を上げる必要がありますが、そうすると別の難点が。闇カノンノの相性がいい絆ソウルにHP2000アップ、ダメージ軽減、防御力アップなどの耐久力を上げるものが存在しません。

闇属性有利な戦闘では副属性を気にしなくてもいいですが、複数属性が相手ではそうもいきません。全術技攻撃バフですから、副属性を付けないと複数属性が相手の場合フレームが合わずOLはなかなか貯まらないということが起こってしまいます。通常の高ヒットキャラは最悪フレームが合わなくても術技のヒット数が高いため、最低限のOL回収が可能ですが、闇カノンノはそれができません。

 

幸い、配布の絆ソウルでHP2600アップやHP&防御力アップ、ダメージ8%軽減の絆ソウルがあるので、持っている場合はそちらを使えば闇カノンノを活かすことができます。

〔火属性〕

・ファング【白き獅子の記憶】

・ロイド【英雄級感謝祭】

〔水属性〕

・握野英雄【Side Mコラボ】

・リオン【テイルズオブドリームプロジェクト】

〔地属性〕

エドナ【超絶感謝祭】

・ジュード【追憶の楽園】

〔風属性〕

・ルーク【TOA15周年】

・ルーク【TOシリーズ25周年】

〔闇属性〕

・ルドガー【TOシリーズ25周年】

〔光属性〕

・スレイ【究極級感謝祭】

 

そして2つ目は、ヒット数を稼げないということです。

高ヒットキャラのメインの役割はヒット数を稼ぎ、後続のフィニッシャーのダメージ増加に貢献することですが、闇カノンノはそれがやや不得意です。全術技攻撃バフのため、術技ヒットがないというのもそうですが、秘奥義および覚醒秘奥義のヒット数も、ここ最近のキャラと比較すると少な目です。そのため、他の高ヒットキャラと比較するとヒット数を稼げません。このデメリットは攻撃バフで補えるため目を瞑ることはできますが、問題となるのはシールド持ち。これはヒット数勝負になるため、シールドを貼ってくる敵には不利です。

 

さらに3つ目、最近使用してくる敵は少ないですが一番の脅威となるのが、バフ消しです。もうバフ消しを使用してくる敵とは相性最悪です。どんなに攻撃バフを積み重ねても、術技の攻撃バフはバフ消し攻撃で一瞬で消し飛びます。多用してくる敵が相手の時は使用しない方がいいでしょう。

 

長々と書きましたが、高ヒットキャラであるものの、高ヒットキャラのメインであるヒット数を稼ぐという点では少し見劣りする、攻撃バフへの過信は出来ない、というのが気になる点です。

上記の難点を補うためにも、HPアップや防御系、OL補助系のEXスキルを持ったり、ヒット数の多い高ヒットキャラと組ませるといいと思います。

 

 

いかがでしょうか。

今回のEX召喚はアスタリアオリジナルキャラということで注目度の高いガチャではありますが、客観的には活躍場面が現状では少なく、「なんとしてでも当てないといけない!」と強くお勧めはできない感じです。アスタリアオリジナルキャラのガチャというので思い入れがある方や石に余裕があるなどでしたらいいですが、そうでない場合は見送りが良いのかなと思います。

 

え、自分ですか?

 

 

 

 

絶対に引きますよ。

 

 

 

それでは、今回はこれで終わります。

最後まで見てくださり、ありがとうございました。